*2020/4 内容を最新に修正しました。
ジャパネットたかたのネット申し込み限定の格安スマホキャンペーンが、
特に高齢者、初めてスマートフォンを使われる方を中心に注目を集めています。
内容は、
機種:arrows J
月額料金:4,380円(税込、次回機種変更まで定額)
プラン:インターネット9GB、 通話し放題
機種代金:10,780円(新規契約またはdocomo/auからの乗り換えの場合100円)
となっています。
今回の記事では、このキャンペーンの適用条件、
見落としがちな落とし穴、ネット注文ではなく店頭購入した場合との比較をします。
ジャパネットたかたは、”買い”でしょうか?
目次
キャンペーン適用条件と概要
基本的にこのキャンペーンは、ワイモバイルでの契約となっています。
ジャパネットたかたがワイモバイルの携帯電話を代わりに売ることで、
ワイモバイルから貰える謝礼を一部、割引という形で還元している方式です。
そのため、基本的にプランはワイモバイルと全く変わりがありませんが、一部ワイモバイル店頭とは異なるキャンペーンが適用されています。
事項から、当キャンペーンの料金内訳を紐解いていきます。
月額料金「4,380円」の内訳
★スマホプランM(9GB)
3,680円
★カケホーダイオプション
1,000円
*ジャパネット特別値引き①
△700円(永年)
*ジャパネット特別値引き②
△1,900円x24ヶ月
*機種代金(arrows J)
1,900円x24ヶ月
計 3,980円(税別)
➡︎ 4,380円(税込)
という内訳になっています。
★スマホプランM(9GB)
3,680円
★カケホーダイオプション
1,000円
この2点の加入と、指定機種「arrows J」の購入を条件に、
永年700円の値引き①と、
2年間1,900円の値引き②(ソフトバンクからの転用の場合は1,400円)
を適用することができます。
値引き①に関しては、ワイモバイル店舗で契約しても、同額の700円の割引が適用できます。
ただしワイモバイル店舗だと半年間のところ、ジャパネット経由だと次回プラン変更・機種変更まで適用できます。
値引き②はちょうど指定機種arrows Jを分割購入した場合の分割金に相当し、
実質的に機種代金0円を実現しています。
★スマートフォンMプラン・カケホーダイオプションとは?
ジャパネットではわかりやすく、「指定プランのみ」の用意となっていますが、
本来ワイモバイルではS,M,R,3つのスマートフォンのプランが用意されています。
それぞれの違いは、インターネット使用量が違うだけで、それ以外は何も変わりません。
Sプラン(2,680円)…3GB
Mプラン(3,680円)…9GB
Rプラン(4,680円)…14GB
また、どのプランを選んでも
通話料は国内通話は10分以内に切れば回数制限なしで全て無料です。
長電話をされる場合は別途1,000円で通話し放題にできますが、
ジャパネット独自キャンペーンを適用するためにはカケホーダイ及び真ん中のMプランの加入は必須になります。
途中でプランの変更や通話し放題の廃止等を行なった場合、割引も終了してしまうため、注意をしてください。
★arrows J とは
ジャパネットの値引きを適用するためには、指定機種arrows Jの購入が必須となります。
値引き②を利用することでarrows J の端末代金は実質的に0円となりますが、
そもそもこの機種が性能に対してかなりの割高機種であるということは覚えておきましょう。
ワイモバイルで取り扱っているandroid one S6 及びHuawei P30 lite との性能面の比較が、下記表です。
arrows J | android one S6 | P30 lite | |
メーカー | FUJITSU(国内) | 京セラ(国内) | HUAWEI |
バッテリー | 2,880mah | 3,080mah | 3,340mah |
カメラ | 1,310万画素 | 1,600万画素 | 2,400万画素 |
ROM | 32GB | 32GB | 64GB |
RAM | 3GB | 3GB | 4GB |
画面サイズ | 5.8inch | 5.84inch | 6.15inch |
防水 | ◯ | ◯ | × |
価格 | 50,160円 | 36,000円 | 25,920円 |
android one S6がarrowsJの互換モデル、と言えます。
同じ国内メーカーでありながら、性能も限りなく同様に近いモデル、むしろandroid one S6の方が良スペックでありながら、価格差は15,000円あり、arrowsJの方が高額です。
Huawei P30 liteは中国モデルであり、非防水である点で劣っていますが、それ以外の点全てがarrowsJより優れたモデルです。
端末代金はarrowsJのおよそ半額です。
海外モデルより日本国内モデルの方が端末の丈夫さやアフターサポートの面で優れています。
その辺りが気になるなら国内モデル一択ですが、
防水やメーカーからのアフターサポート不要であればP30 liteがコストパフォーマンスで圧倒しています。
*アフターサポートも結局のところ、arrowsJの場合はワイモバイル店舗では取り扱いが無い機種なので、店舗でのサポートが優れているとは言えない可能性が高いです。
2020/4/20 追記
現在、ワイモバイルオンライン代理店では、
ワイモバイルの契約で20,000円の現金キャッシュバックキャンペーン実施されています。
こちらもキャッシュバック条件にプランの指定はありますが、すぐに自分に合ったプランに変更しても問題ないので、
20,000円のキャッシュバックを受け取ってP30 lite やandroid one S6を購入した方がジャパネットで購入するよりも割安になる可能性が高いと言えます。
詳細はこちら⇨ワイモバイル正規代理店ヤングモバイル
ジャパネットの落とし穴?受けられなくなるキャンペーン
”ジャパネット独自”のキャンペーンとしては、上記の2点です。
どちらもスマホMプランに加入・カケホーダイオプションされることが条件になりますが、
永年700円の値引き、2年間の1,900円の割引。
合計して毎月2,600円お得になるように見えますが、何点か注意しなければならない点があります。
ジャパネットの落とし穴① データ増量の対象外
ジャパネットで申し込むと、ワイモバイルで現在開催中のデータ増量キャンペーンの対象外となってしまいます。
プランによって、1年間無料で下記のように通信量を増量することができるキャンペーンを、ジャパネットでは適用することができません。
Sプラン(2,680円)…3GB→4GB (1年間)
Mプラン(3,680円)…9GB→12GB (1年間)
Rプラン(4,680円)…14GB→17GB (1年間)
データ量が気になる方は気をつけましょう。
ジャパネットの落とし穴② プランの変更ができない
ジャパネットの割引は全て
・スマホプランMの加入
・カケホーダイプラン(1,000円)の加入
・指定機種「arrowsJ」の購入
の3つが条件です。
途中で「思っていたより電話をかけないから・・」とカケホーダイを解約したり、
そもそも9GBも通信量が必要ないから・・とプランを変更すると割引もなくなってしまいます。
途中で自分に合ったプランに変更することができないので、少なくとも機種代金を払い終える2年間は定額で利用することが前提となっています。
まとめ ジャパネットがお得な人はどんな人?
ジャパネットでは買ってはいけない。
ジャパネットの独自キャンペーンは、スマホプランMに加入することが条件になっています。
インターネット9GBもいらないな、自宅にWifiがあるし、3GBのSプランで十分・・
という方や、電話はそんなにかけないなという方は申し込むべきではないでしょう。
途中でプラン変更をしても、キャンペーンの対象外になってしまうので、注意が必要です。
・話し放題と9GBのMプランに加入しようと思っている。
・プランの変更は絶対にしない。
・機種にこだわりはない(arrowsJで十分)かつ、2年は絶対に使う。
という方はお得になります。
ジャパネットは初めてスマートフォンを使う方向けにこのキャンペーンを打ち出していますが、
プランの変更をしてしまうと割引対象外になってしまうことから、
個人的には初めてのスマートフォンで、どれくらい使うのかわからないという方にはおすすめではありません。
*2020/4 追記 オンライン正規代理店との比較
オンライン販売専門のワイモバイル正規代理店「ヤングモバイル」で20,000円のキャッシュバックキャンペーンが開催中です。
こちらは申し込み条件は「初月指定プランRの加入」と「ワイモバイル取り扱いの好きな機種の購入」となっており、プランに関しては初月以降は変更自由のようです。
このキャンペーンの開催に伴い、ジャパネットでarrows Jを申し込んだ場合と、
正規オンライン代理店でandroid one S6を申し込んだ場合の料金の比較をまとめました。
arrowsJと性能面が近い端末がandroid one S6なのでこちらを比較対象としましたが、お好きな機種を選べる点でも正規オンラインショップが優れています。
(便宜上、事務手数料や初月の日割り費用等の計算は除いています。)
・ジャパネットで申し込み
永年:3,980円(税別)
⇨2年間総額 95,520円
まずはジャパネットキャンペーンを申し込んだ場合の2年間総額費用です。
機種代金も含まれた値段ですね。
・オンラインで申し込み(話し放題・9GB)
*1年目は12GBに増量無料
半年間:3,980円
7ヶ月目以降:4,680円
機種代金 36,000円
⇨2年間総額 144,120
*キャッシュバック:20,000円
ジャパネット指定プランと全く同じプランを申し込んだ場合です。
当然、この指定プランと同様のプランを申し込む場合は、ジャパネットで申し込むべきだと言えます!
ただし、正規代理店ヤングモバイルで申し込んだ場合、後からいつでもプラン変更ができる点と好きな機種を選ぶことができる点で優れています。
・オンラインで申し込み
(通話は10分以内・通信は9GB)*1年目は12GBに増量無料
(通話し放題・通信は3GB)*1年目は4GBに増量無料
*上記2パターンは月額料金が同じです。
半年間:2,980円
7ヶ月目以降:3,680円
+機種代金 36,000円
⇨2年間総額 120,120円
*キャッシュバック:20,000円
キャッシュバック分差し引くと、2年間の合計負担額はおよそ10万円になり、ジャパネットとの差額は5,000円ほどとなります。
若干ジャパネットが安くなりますが、機種の性能はandroid one S6の方が上だと言う点と、以下に記載するさらに月額料金が安いプランへの切り替えが可能である点でオンラインショップの方が優位だと言えます。
・オンラインで申し込み(通話は10分以内・3GB)
*1年目は4GBに増量無料
半年間:1,980円
7ヶ月目以降:2,680円
+機種代金 36,000円
⇨2年間総額 96,120円
*キャッシュバック:20,000円
インターネットをたくさんしない・電話で10分を超える長電話をしない
という方はキャッシュバックを利用すると2年間総額でおよそ76,120円となり、
間違いなくオンラインで申し込むべきとなります。
*店頭購入時・ジャパネットでの購入時、どちらにしても事務手数料が3,000円と、
端末保証に加入される場合は毎月690円の保証料が発生します。
コメント
現在、AUのガラケー(マーベラ)を使用中です、今回スマートフォンの購入を検討しています。御社のキャンペーンを見ましたので、メールをしました。
☆スマートフォンMプラン・カケホーダイオプションなどを見たのですが詳しく聞きたく思い連絡をしました。
こんにちは。
スマートフォンMプラン・カケホーダイオプションに加入される予定の方で、
機種に全くこだわりがなければ、ジャパネットでの購入は良い選択肢かと思います。
・1回の通話は10分以内(回数制限なし)で十分
または
・インターネット通信は毎月3GB〜4GBで十分
(1ヶ月で5分の動画を300回、LINE等の通話なら100時間、メールなら60万通程度の通信)
どちらかに当てはまる方は、ジャパネットで申し込むと余計なプランに加入する必要があるため、
ワイモバイル正規代理店で購入することがお得かと思います。
ジャパネットで申し込むとプランが固定されるので
料金体系がわかりやすい反面、不要なオプションを外すことができない、という点に注意が必要です。