格安スマホはなぜ安い?抑えておきたい3つのデメリットと落とし穴

電力自由化に伴い、楽天モバイルやUQモバイル、LINEmobileをはじめ、スマートフォンを安価な料金で利用できるいわゆる格安スマホと呼ばれる会社が台頭してきました。

大手3キャリアと呼ばれるdocomo,au,Softbankのスマホの毎月の平均利用料金が8,000円前後であるのに対して、格安スマホ会社では2,000円〜3,000円で利用できるという大きなメリットがあります。

しかし当然安くなるには安くなるだけの理由、デメリットがあります。

本記事では契約前に、あるいは今後そろそろ格安スマホにしようかな・・

と思ったときに抑えておきたい3つのデメリットを紹介します。

格安スマホのデメリット① 店舗がない(あるいは少ない)

格安スマホのデメリットとして、一番に挙げられるのが店舗数の問題です。

今までdocomoやau,Softbankを利用していた人は、ケータイ電話の調子が悪くなったり、紛失してしまったり、何か困ったことがあった時、どうしていたでしょうか。

家の近所に必ずdocomoショップ、auショップ、Softbankショップがありませんでしたか?

この大手3キャリアのケータイショップは、それぞれ全国に2,000店舗以上あります。

それに対して、格安スマホ会社の店舗数は多くても100店舗、または店舗を構えない格安スマホ会社も存在します。

*大手格安スマホ会社の店舗数

UQモバイル・・全国約100店舗

楽天モバイル・・全国約100店舗

マイネオ・・全国約20店舗

(2018年12月現在)

そのため、何か困りごとがあったときは自力で解決してしまうか、数少ない店舗に向かうか、あるいはカスタマーセンターに電話をする必要があります。

しかし当然、店舗数が少ないわけですから、店舗に行っても混んでいて長時間待たされてしまったり、電話をかけてもなかなか繋がらない・・ということになってしまう恐れがあります。

サポート面が不十分である点は、格安スマホの大きなデメリットであると言えるでしょう。

店舗がない(あるいは少ない)ため、場所代や人件費をかけず、その分を利用者の利用料金に還元している仕組みとも言えます。

格安スマホのデメリット② 取り扱っている機種が少ない

格安スマホ会社は、取り扱い機種が非常に少ないと言えます。

また、取り扱い機種は主に安価なものか、数年前のモデルであることがほとんどです。

*iPhoneで言えば2018年12月現在で、最新シリーズがiPhone6s(2015年9月発売モデル)となっています。

そもそもスマートフォンを販売するためには、スマートフォンを作っているメーカーに販売許可を取る必要があり、それにはお金がかかってしまいます。

XperiaやGalaxyなどのブランド機種を扱っている格安スマホ会社は現在ありません。

せっかくスマートフォンを持つなら、長く良い機種を使いたい・・という方には向いていないのが格安スマホです。

しかし、格安スマホにはSIMフリーという裏技的な使い方があります。

これは、既にSoftbankやau,docomoで購入したスマートフォンや、他店で機種だけ購入したものを利用し、通信契約だけを行う方法です。

この方法であれば、機種は自分で選び、利用料金は格安で・・という使い方ができます。

格安スマホのデメリット③ 電波が遅い?

格安スマホで最も気になる問題は、電波の問題ではないでしょうか。

確かに格安スマホ会社は電波を所持していません。

電波を所持していないのに、利用者に電波を提供している。

これはどういうことかというと、auやdocomo,Softbankから一部の電波を借りて利用者に提供しているという仕組みになっています。

そのため、利用できる電波はdocomo,au,Softbankの電波の一部です。

基本的に利用している電波は同じなので高速通信を行うことはできますが、お昼休みや夜の21時頃、土曜日、日曜日など、多くの利用者が一斉に通信を行う時間帯は通信が遅くなる時があります。

まとめ それぞれのデメリットの対処法

格安スマホの3つの大きなデメリットについてまとめて見ました。

利用料金は非常に安いものの、

・店舗数が少なく、

・機種の取り揃えが少なく、

・電波が遅くなる時間帯がある。

というものが格安スマホの特徴となっています。

しかし、裏を返せば

・今までケータイショップにお世話になることは少なかった。

・機種にはそんなにこだわりがない(あるいは、SIMフリーでの利用を考えている。)

・自宅にwi-fiがあり、外での使用は多くない。

という方には是非おすすめしたいのが格安スマホです。