スマートフォンは家族でまとめるべきか?家族割引の現状を徹底解説!

現在使っている携帯会社から他社のスマホに乗り換え、

あるいは話題の格安スマホの購入したいと思っている。

でも今、家族全員同じ携帯会社だから、自分が抜けちゃうと、家族割引をしている家族に迷惑がかかってしまうのではないだろうか?

あるいは、これからスマートフォンを子供に持たせようと思った時、

やっぱり家族でまとめた方がいいんだろうか。

今回はスマートフォンを家族でまとめるメリットがどのようなものがあるのか、まとめてみました!

家族割引の昔と今

みんながパカパカの折りたたみケータイを使っていた時代は、携帯電話は家族でまとめないと損!という認識が当たり前でしたよね。

なぜなら、docomo,au,Softbank どこの会社も家族間通話は無料、家族間メールも無料。というものが基本となっていたからです。

これが昔からある家族割引。ガラケーをお使いの方は現在もこのようなサービスを受けられていると思います。

しかし、スマートフォンが主流となった現在、

カケホーダイプラン、つまり日本国内の通話料がすべて無料のプランの登場、

またメールを含めてインターネットも使い放題というプランが主流となり、

家族でまとめるメリットはどうなったのでしょうか。

スマホを使っている方の家族でまとめるメリットは大きく分けて3点。

「自宅インターネット」、「学割」、「データシェア」の3つです。

「自宅インターネット」

スマートフォンの携帯会社と、自宅のインターネット会社をまとめることで携帯電話が割り引きされるサービスを、大手3社をはじめ、多くの携帯会社が行っています。

呼び方は各社によって異なりますが、「スマートバリュー」、「光セット割引」、「おうち割」などと呼ばれる割引サービスです。

この割引サービスは、特定の自宅インターネットサービスに加入していれば、
スマートフォン1台につき○○円割引される。
というものです。
そのため、家族全員が同じ携帯会社を使えば、それだけ多くの割引を受けられるというものです。

Auの場合(au ひかり、コミュファ光、eo光、Pikara 光、メガエッグ、BBIQ、J.com)

Docomoの場合(docomo光)

Softbankの場合(SoftBank 光、SoftBank Air、Yahoo! BB、NURO 光)

Y!mobileの場合(SoftBank 光、SoftBank Air)

などが対象となっています。

割引額は利用プランによって異なりますが、

概ね1台につき500円〜1,500円程度です。

これらの割引は、インターネット代金からの割引ではなく、各スマートフォンへの割引となっているため、1台が解約されたから他の携帯電話やインターネットの請求額が上がる、ということはありません。

学割

毎年1月〜5月頃に、各携帯会社から学割キャンペーンが行われています。

2017年の学割キャンペーンは、「25歳以下の利用者」または「18歳以下の利用者」のみが対象でした。

つまりキャンペーンの対象者が本人だけ、ということです。

対して、2016年以前の学割は、「学生とその家族」が対象となっていました。
そのため、学割対象者が解約・契約変更をしてしまうと、その家族も学割適用外になってしまいます。

注意点としては、2016年以前の学割を適用しており、「学生の家族」として割引を受けていた場合、

学生が解約・契約変更してしまうと同時に割引を適用していた家族の割引も無くなってしまう、ということです。

データシェア(docomo, Softbank)

“家族間で利用できるデータ通信量を分け合える“というものが特徴です。

通常、スマートフォンを契約するときには、
「これくらいインターネットを使えるプランにしよう」ということを1台1台に決める必要があります。
いわゆる、”ギガ”と呼ばれるものですね。

しかし、データシェアプランでは、
「家族全員でこれくらいインターネットを使える」ということを決めます。

(各種割引・機種代金や基本使用料を考慮しない場合)

通常プランの場合(docomo,au,Softbank共通)
20GB → 6,000円
5GB → 5,000円
2GB → 3,500円

データシェア価格
100GB/25,000円(docomo,Softbank)
50GB/16,000円(docomo,Softbank)
30GB/13,500円(docomoのみ)
15GB/12,500円(docomo,Softbank)
10GB/9,500円(docomo,Softbank)
5GB/6,500円(docomoのみ)

子回線は1台につき500円。

なので・・

例1)家族5人でスマホ。父と母はほとんど使わないが、子供3人がよく使う。

通常プラン
父 3,500円(2GB)
母 3,500円(2GB)
子 6,000円(20GB)
子 6,000円(20GB)
子 6,000円(20GB)
合計 25,000円(64GB)

データシェアプラン
父 16,000円(50GB)
母 500円(子回線)
子 500円(子回線)
子 500円(子回線)
子 500円(子回線)
合計 18,000円(50GB)

ややトータルのデータ容量は減ってしまいましたが、
大幅に利用料を削減できました。

ただし、通常プランの場合は
使い切らなかったデータ容量を他の人に分け与えることができないため、
誰かがこの月だけデータをたくさん使いたい!
という場合に他の人が節約して解決する、ということができません。

対して、データシェアプランであれば全員で50GB。

逆に言えば、誰かが使い過ぎてしまうと、家族全員に迷惑がかかってしまう・・とも言い換えられますが。^ ^;

例2)スマホは家族で3台、父はまあまあ使う、母はほとんど使わない。息子はかなり使う。

データシェア未使用
父 5,000円(5GB)
母 3,500円(2GB)
子 6,000円(20GB)
家族で14,500円(27GB)

データシェア利用
父 13,500円(30GB)
母 500円(子回線)
子 500円(子回線)
家族で14,500円(30GB)

月々の利用料金は変わりませんが、
データ容量を少し多く使えるようになりました。

データギフト(au)

AUには、データシェアプランは存在しません。
家族でまとめてAUスマホを使っていたとしても、
それぞれ通常プランでの契約となってしまいます。

ただしその代わり、
AUではデータギフトというサービスがあります。

これは、その月に使わずに残ったデータ容量を家族間で分け合える、というものです。

先ほどの家族の例だと・・

父 5,000円(5GB)
母 3,500円(2GB)
子 6,000円(20GB)
家族で14,500円(27GB)

このような形で契約していたが、
今月は父も母ももう少しインターネットを使いたい・・
という場合、

父 5,000円(5GB)→(7GB)
母 3,500円(2GB)→(3.5GB)
子 6,000円(20GB)→(16.5GB)

このように、自分のデータ残量を家族に分け与えることができるため、
無駄なく利用することができます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする