スマートホンを買おう!となった時に、買うことができる場所はたくさんあります。
実は、「ケータイはどこで買っても同じ値段」ではなく、
同じケータイを同じプランで契約しても、買う場所によって「購入時の手数料」や「毎月の支払い」が変わることがあります。
毎月500円も変われば、2年間使うと12,000円も差が出ます。
毎月支払うものだから、少しでも安く買いたいですよね。
キャンペーンには2種類、「携帯会社公式のキャンペーン」と「店舗独自のキャンペーン」があります。
「携帯会社公式のキャンペーン」はどこのお店でも、同じように使えます。
今回は買うお店によって違う「店舗独自のキャンペーン」と、そのメリット・デメリットをまとめてみました。
携帯ショップ
携帯ショップとは、auショップ、docomoショップ、softbankショップ
などをさします。
上記の大手3社をはじめ、Y!mobileや楽天モバイルなども、まだ数は少ないですが店舗を構えていますね。
この店舗に直接行って、携帯電話の契約をするという方法です。
スマホを買い換えよう!あるいは、新しく子供にケータイを持たせてあげよう!と思った時に、
真っ先に頭に思い浮かぶのはこちらではないでしょうか。
「携帯ショップ」の利点は、何と言っても
説明が丁寧で、アフターサービスも充実している点です。
店舗によっては最初の設定まで行なってくれて、使える状態で渡してくれるところもあります。
スタッフも各携帯会社の研修・トレーニングを受けている人たちばかりなので、
わからないことを聞くなら「携帯ショップ」が一番です。
しかし、残念ながらケータイショップでは特別な店舗限定のキャンペーンを行うことが滅多とありません。
理由は単純で、キャンペーンを行わなくても売れるからです。
冒頭でも書きましたが、ほとんどの方が、「ケータイを買おう」と思った時に行く場所が、最寄りの携帯ショップです。
つまり、携帯ショップに来ているお客さんは、「既に買う気になっているお客さん」である場合が多いのです。
そのため、特別な値引きやキャンペーンをわざわざしなくても売れるため、そういった値引きが行われることは少ないのです。
どちらかと言えばねびきよりも付属品だったり、会社のイメージキャラクターのクリアファイルやマスコット人形など、「おまけ品」をつけてくれることが多いでしょう。
代理店・併売店
併売店とは、docomoケータイも扱っていればauも扱っている。格安スマホも扱っている。
といったいろんな会社のケータイ電話を取り扱っているお店です。
関東なら秋葉原、関西なら日本橋といった電気屋街に多く出店している、
いわゆる街のケータイショップです。
ケータイ会社と契約をして、代理で売らせてもらい、売り上げの一部をもらって営業しているお店です。
扱っている携帯会社の数はお店によって異なります。au専門の代理店もあれば、全ケータイ会社を取り扱う代理店もあります。
特徴としては人員が少なく、中には個人でやっているお店もあり、
全ての商品の説明から事務手続きまで、1人または少数のスタッフで回しているお店もあります。
その為、ケータイショップと比べると契約までに時間がかかってしまう場合が多いのです。
また、携帯会社からの研修を受けた「専門家」ではない為、スタッフの知識に偏りがある場合もあります。
しかし、様々な携帯会社を扱っている為、他社との料金比較ができる点は大きな強みでしょう。
携帯会社にこだわりがない、他社比較がしたい、
という方であれば、是非一度併売店に足を運んでみるといいかもしれませんね。
キャンペーンについては、こちらも基本的に大幅な値引きが期待できるわけではありませんが、
代理で販売をしているからこそ、狙い目と言える時期があります。それが「精査」です。
「精査」とは、この機種をお店で取り扱いたいなら、最低でもこれだけは売ってね。とメーカーから言われる数字です。
もし売り上げが芳しくなく、
「あと○○台売れなければ、契約を切られて今後取り扱いできなくなってしまう!」
という状況になれば、お店はどうするでしょうか。
引き続きその端末を取り扱いたければ、身銭を切って赤字覚悟の大幅値引きが行われる可能性があります。
この精査の時期については、機種やメーカーによって異なりますが、もっとも有名なものはiPhoneです。
iPhoneの場合、3月,6月,9月,12月と年に4回行われます。
この時期にiPhoneの売り上げが芳しくないお店は、大幅値引きが行われている可能性があると言えます。
「○○台限定大特価セール」という看板を見たことがないでしょうか。
あと何台か売れてくれないと困る!赤字になってでも売りたい!という状況が、お店によってはあるので、
この看板を見かけたら、チェックする価値がありそうです。
家電量販店・ショッピングモール
○○電機・○○カメラと言った名前の家電量販店や、イ●ンなどの大型ショッピングモールの中のケータイ屋さん。
こちらでもケータイ電話を契約することができます。結論から言うと、
ケータイショップや代理店、街のケータイ屋さんで買うよりも、こちらで購入した方が基本的には少しお得です。
なぜなら、こちらは携帯電話が売れると「携帯ショップの売上となるのはもちろん、量販店の売り上げにもなる」という特徴があります。
量販店も「売れてほしい!」と思っているため、多くの場合、特別にその量販店のポイントがもらえます。
相場としては1台につき5000〜8000ポイント。同じものを買うなら、少しでもポイントがもらえた方がお得ですよね。充電器やスマホケース、液晶フィルムなど、余分な出費もポイントで抑えられれば嬉しいですね。
さらに狙い目としては、年末年始や、2〜3月の決算時期、
8〜9月の中決算などのバーゲンシーズンは
スマホフェアなどを開催している場合もあり、より多くのポイント付与が期待できます。
携帯電話だけでなく、家電の購入を検討している場合、セット購入による値引きも期待できます!
また、量販店は在庫数が多いことも特徴となっています。
もし、欲しい機種や欲しい色がなくても、近隣の店舗から取り寄せてくれる場合もあります。
せっかくお店まで行ったのに欲しい機種の在庫がなかった・・となってしまうケースは少ないと言えます。
しかし、家電量販店でケータイ電話を買う時に付き物なのが、各種オプションサービスやインターネットサービスへの勧誘が多い、という点です。
なんとなく店員さんに言われるがまま契約をしていたら、不要なサービスにたくさん加入してしまっていた!なんてケースもあるので、注意しましょう。
ネットショップ
ネットショップでも携帯電話を契約することができることを、ご存知でしょうか。
今までは携帯電話を契約するとき、上記で書いたようなケータイショップや量販店、併売店など、
直接お店に行って買っている、と言う方がほとんどでしたが、現在はインターネットで自分で申し込む!
というスタイルが注目されています。
特徴は何と言っても、店舗を持たず人件費もかからない為、特別なキャンペーン価格での販売が可能と言う点です。
契約時の事務手数料も、かからない(あるいは通常より安く)なっている場合がほとんどです。
また、キャンペーン情報が一目でわかる!と言うことも特徴となっています。
現在、店舗型のケータイショップ(量販店や併売店も含む)のキャンペーン情報は2016年3月以降、
総務省の指摘により、大々的な広告を打ち出すことが難しくなっています。
そのため、インターネットで調べてもなかなか出てこないどころか、
昨日まではキャンペーンセールを行なっていたのに、今日お店に行くと何もやっていない。と言う状況がよくあります。
しかし、ネットショップの場合は当然、インターネットでの販売になっているため、
常にキャンペーン情報が掲載されており、わかりやすいという特徴を持っています。
*業界最大手ネット型ソフトバンクショップ「おとくケータイ」。
しかし、当然ですがケータイの機種をはじめ、プランやオプションサービスについても自分自身で判断しなければならなかったり、
携帯電話の初期設定やネットの開通作業を自分で行わなければならない、というデメリットもあります。
また、ネットでの申し込み後、審査の後手元に届くのに最低3〜5日程度の時間がかかってしまい、今すぐ欲しい!壊れてしまって、今すぐ使えないと困る!と言う方には向いていません。
*9/17 現在、ソフトバンクのネットショップでは他社からの乗り換えでの方に1台あたり20,000円〜25,000円のキャッシュバックor本体値引きキャンペーンが実施されています!詳細はこちら
まとめ
○携帯ショップ
・メリット
初期設定もやってくれる場合が多い。
説明が丁寧、スタッフの知識が多い。
対応が早い。
アフターサービスも○
・デメリット
基本的に特別なキャンペーンがない。
○併売店
・メリット
他社との比較ができる。
時期によっては赤字覚悟の大幅値引きがある場合も。
・デメリット
契約までの時間がかかる。
スタッフの知識が偏っている場合がある。
○量販店
・メリット
ポイントがもらえる。
家電とのセット購入がお得。
在庫数が多い。
商戦時期が狙い目。
・デメリット
その他オプションサービスやインターネットサービスなどの勧誘がある。
○ネットショップ
・メリット
自宅で空き時間にできる。
安く買える。
契約事務手数料無料or値引き。
・デメリット
プランや機種選びから、初期設定も自分で行う。
わからないことを店員さんに聞けない。
届くのに最低3日かかる。